本市では,「宇都宮市もったいない運動市民会議」と連携し,地球上にあるすべてのものに,尊敬と感謝の気持ちを持ち,人やものを大切にする,「もったいない運動」を推進しています。
日々,実践している行動をさらなる行動・実践につなげるため,月の初めに先月までの行動を振り返り,今月の行動・実践につなげましよう。
日本人は昔から「もったいない」精神で様々な工夫をしながらモノを大切に長く使用してきました。実は江戸時代,日本は最先端のリサイクル&リユース社会だった事はご存知ですか?
当時「地球環境問題」は存在しませんが,モノが不足し,あらゆるモノを資源として再利用しなければならない時代でした。庶民は高価な新品は手に届かず,日用品のほとんどは使い捨てることなくリサイクル,リユース業者に託され,再販されていました。
例えば「衣類」。“竹馬古着屋”が,竹で組んだ四足の運搬具に衣類,服のパーツを下げ,担いで行商をしていました。庶民はこれを購入し,繰り返し修繕してボロボロになるまで着倒す。いよいよ修繕できなくなると,古着屋がまた買い取る。古着屋はそれをパーツごとにバラしたり専門技術で修繕し,さらに売る。無駄は一切ありませんでした。
日用品も,「銅釜」「傘」「灰」「紙」「蝋燭」など,生活に欠かせないアイテムは専門の修理人やリサイクル業者に託され,江戸時代は資源を再利用する「循環型社会」が確立していました。
現代人の私達も,この熱い「もったいない」の気持ちを受け継ぎ,後世に残していきましょう。今後も「もったいない運動」への御協力をお願いいたします。
【参照文献】『守貞漫稿』著者:喜田川守貞
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