もったいない運動ってなに?

日本固有のことば「もったいない」

 「もったいない」とは,「そのものの価値が生かされず,惜しいさま」を表す言葉です。

 「ものの本来の価値が十分に生かされていない」場合などに使用される日本特有の言葉で,ひとやものを大切にするこころを意味し,ありがたい気持ちを表現することもあります。

 

 環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが,国連本部での演説で,環境問題解決のキーワードとして日本の「もったいない(MOTTAINAI)」の精神を提唱したことから,世界的に注目されるようになりました。

なぜもったいない運動に取り組んでいるの?

 私たち人間は近年より便利で快適な生活を追い求めて,「大量生産・大量消費・大量廃棄」の生活や経済活動を続けました。

 その結果食べ物や自然,化石燃料などの資源の枯渇や廃棄物の増大,地球温暖化などの問題が起きています。

 また,過度の利便性の追求や資本主義の発達,個人主義の尊重などが世界のいろいろな場面で,戦争や紛争,いじめ,心の問題などを引き起こしています。恵まれた地球資源や思いやりのある人間関係は本当に貴重なもの。

 それらを私たちは,健全な状態で次の世代の人たちに引き継ぐ責任があるのです。

変えていくこと

 うつのみやから変えよう。「もったいない」を合言葉に。 

ジブンゴト

 もったいないと思うことって、ジブンが変わること。

 

ヒトゴト

  自分が変われば、周りのヒトが変わる。

マチゴト

  周りのヒトが変われば、マチが変わる。


もったいないの約束

1.私たちは、互いに尊敬し、思いやりをもってふれあいます。

 私たちは,多くのひととのつながりの中で,互いに支え合い,助け合いながら生活しています。様々な場面で,「ひとへの思いやり」を大切にして行動することを約束するものです。

  •  他のひとに手をさしのべ,お互いに助け合う。
  • 相手の気持ちになって考え,行動する。
  • おもてなしのこころでお客様をお迎えする。

2. 私たちは,すべてのものに感謝して,その価値を十分にいかします。

 地球上にあるすべてのものは,自然の恵みや人々のこれまでの努力があって存在しています。つい忘れてしまいがちな これらのことに感謝の気持ちをもち,すべてのものを大切にすることを約束するものです。

  • ものが作られるまでの時間やひとの労力に感謝し,ものを最後まで使い切る。
  • 地球上の限られた資源を有効活用するため,リサイクルに取り組む。

3.私たちは,宇都宮の素晴らしさをみがき,未来に誇れるまちをつくります。

 私たちが住んでいる宇都宮の豊かな自然や歴史・伝統・文化を次世代に継承しないのはもったいないことです。このような宇都宮の素晴らしさを知り,みがき,未来につないでいくことを約束するものです。 

  • わがまちの伝統や文化をみがき,大切にする。
  • わがまちの歴史を子どもに伝える。
  • わがまちの新たな文化を創造する。